書籍の棚から

つり人社書籍編集長Oがお送りする折々のおすすめ単行本情報。 内容はもちろん、本のオビや自社広告には書けなかったこと、 制作現場のコボレ話などを交えて紹介していきます。新刊だけが本じゃない! ときどきの息抜きコラム「今週のちょっと寄り道」もどうぞ。

今週の「ちょっと寄り道」

WEBのアマゾンで珍現象!?


『東京近郊淡水釣り場ガイド80』
(つり人社書籍編集部 編)

…という本を数年前に作りました。
現在弊社に在庫はなく、絶版となっているのですが、
この本がなんと!WEBのアマゾンで
けっこうな高値で中古販売されています。
今日(11月30日)見たら、一番安値で1473円、
最高値はオドロキの2960円!!!


いや〜ビックリしました。
自分の担当した本が高値で取引されているのを
見るのは、決して嫌な気はしませんが、
とはいえフクザツでもあります。


東京近郊の淡水小もの釣り場情報をお探しでしたら、
前著にとって代わり現在も発売中のコチラ、

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『タナゴ・フナ東京近郊特選釣り場ガイド』
(つり人社書籍編集部 編)
A5判並製 定価:998円(税込)

をぜひどうぞ。

ブログの文章スタイルについて思うこと


Basser Allstar Classic 2011
今週末の天気がちょっと心配です。

…ところで、こんな書き出しからしてそうなのですが、
どうしてブログの文章スタイルって
こうも似通ってしまうんでしょう。

横組み縛りなのは仕方ないとして、
だから1行文字数も長いと読みづらいから、
センテンスを短くするのも、まあ、わかる。こんなふうに。

でも、どうしてみんな行あきを多用するんだろう。

しかも、1行あきならまだしも、


こうして2行あけてみたり、



なかには3行あける人もいる。
もっとすごいのになると、














と思ったあたりで文字が再登場するというあけ方まで
あって、う〜んとなってしまうのです。

そして、文体。
文体を話し言葉に置き換えると分かりやすいのですが、
この文体もまた見事に似通っている。
これはブログだけじゃなくて、某巨大掲示板の
書き込みも、そんな気がします。
みんながおんなじようなしゃべり方(書き方)をしてる!
(ように感じることが多い)

なんて書いている僕自身のブログからしてそうである。
(そしてちゃっかり行をあけてみたりする)

なんでブログで横組みにすると、こーなってしまうのか。

いや、別にブログ批判みたいなことをしたいのではなく、
どうやったら自分らしい(っていうこのフレーズもよく耳に
するな)文章で書けるのかという、素朴な悩みなんです。

え?お前編集者だろって?

ああ、これも使い古された書き方だ…。

誰かなんとかしてください。

とにかく週末、予報が変わって天気が好転しますように!

本についての雑感。


大賑わいの神田古本まつりも無事終了して、
神保町にいつもの静けさが戻ってきました。

それにしても期間中はすごい人出でした。
弊社のボス(社長)は何やら掘り出しをした模様…。
スーさんノート


いいなあ。
僕には古本のカミサマは微笑んでくれませんでした。


さて。
お昼に書店さんを巡ると、
相変わらず目が回りそうな勢いで新刊本が出ています。

次々に登場する綺羅星のようなベストセラー。
牢名主のように棚に居座り続ける(笑)ロングセラーの本。
新刊の波に押されてこぼれて消えていく可哀相な本たち。

創刊があれば廃刊もあります。

当代きっての翻訳家にして、
アメリカ文学研究家の柴田元幸さんが編集長を務めて
おられる文芸誌『モンキービジネス』も、最終号に…。

素晴らしい文芸誌だったのになー。

いい本が売れる本とは限らない。
でも、商売をやっている以上、「いい本」の第一は、
やっぱり売れる本なんである。

でも。
売れない=いい本ではない、までは仕方ないとしても、
=価値のない本、では決してないはず。

弊社にもそんないぶし銀のような本があります。
出会ってくれるとうれしく思います。
いいつり人ドットジェーピー

そういえば先日、大手の古本チェーンの105円均一棚で
川上弘美さんの『真鶴』を見つけたときには
腰が抜けるかと思いました。
芥川賞選考委員も務める川上さんの、
渾身にして最高傑作(と勝手に信じている)が、
105円で売られているなんて…

これも時代なんでしょうか?


このたびはなんか滅茶苦茶な散文調でゴメンナサイ。

今年も「神田古本まつり」!!

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弊社のある神田神保町は、本の街。
今年ももうすぐ「神田古本まつり」が開催されます。

東京名物 第52回
神田古本まつり
2011.10.27〜11.3

詳細は下記まで。
掘り出し物の名著が見つかるかもしれませんね!
http://jimbou.info/

週末のちょっといい話。


先週日曜日のことです。
例によって快晴猛暑の1日でしたが、
夕方5時半を回るころになると珍しく涼しい風が。
「散歩しようか」と、カミさんと車で近所の川辺へ出かけました。
ウチは神奈川県の長津田という土地の近くで、
鶴見川に注ぐ河川が数本流れています。
その周辺は田んぼや畑が広がっていて、散歩するのに
とても気持ちがよかったりするのです。

犬の散歩をしてる人
ジョギングしてる人
ただなんとなく歩いている人
農作業を終えて帰ろうとしている人

いろんな人がいます。

でも、ここで釣り人を見かけたことはありません。
今まで、一度もです。
川は両岸護岸されています。
川床はちょっとわからないのですが、場所によっては
小さな中洲があったり、岸よりは自然な印象です。
水深は全体に浅そうだけど、ときどき瀬もあったりして、
魚がいたっておかしくなさそうなんだけど。



この日、はじめて釣り人の姿を見ました。
ガードレールの内側にいた20代くらいの若い男性2人組。
一目で釣り人だとわかり、近づいて彼らに声をかけました。
すると、ルアーでピッチングを繰り返していたその2人は、
いつもは別の場所でナマズをルアーでねらっているのだ
けれど、今日はまだ釣りをしたことのないこの近場に
何かいないかと思って探りにきたのだといいます。
いつもの場所とこの川は同じ水系だから、
ここにもいるんじゃないかと思うんですよと、
笑顔で答えてくれたのです。

僕には、
魚がいるかどうか保証のない流れに向かって
ロッドを振っている2人の姿が、その冒険心が、
とてもすがすがしく見えました。
そして、どこかに置き忘れていた釣りの魅力の1つを
思い出させてくれたような気持ちにもなったのです。

「同じ水系だから、ここにもいるんじゃないか」
という2人の読みが当たるといいな。
川が生きている証しに。

夏の夕暮れどき、
若い2人の釣り人を気にかける人は誰もいない。
でも、水辺の景色はやっぱりこうでなくっちゃ。








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