書籍の棚から

つり人社書籍編集長Oがお送りする折々のおすすめ単行本情報。 内容はもちろん、本のオビや自社広告には書けなかったこと、 制作現場のコボレ話などを交えて紹介していきます。新刊だけが本じゃない! ときどきの息抜きコラム「今週のちょっと寄り道」もどうぞ。

今週の「ちょっと寄り道」

「食の職」(迫川尚子 著)

img-823182431-0001

…という本を戴きました。

編集の仕事をしていると、
ときどきこういう機会があります。
本好き馬鹿としては、
本を戴くのってもう本当にうれしくて。
(子どものころからそうでした、ははは)

というわけで、今回は釣りとは何の関係もないのですが
ご紹介させてください。面白いです。

本の著者は、東京・新宿駅の駅ビルで
「ベルク」という外食のお店を夫婦でなさっています。
坪数15の小さなビアカフェですが、
なんと来客数は1日平均1500人!
早い・安い・美味いの3拍子で客のハートをがっちりつかみ、
しかもファストフードではなくて、
身体にやさしい本物の食材や飲み物を供することに
こだわっている。
その「お店づくり」のようすが、著者の言葉で
非常に具体的につづられています。
ビジネスのヒントに、というよりも、
「食」を「職」に据えた一人の女性の、
生きる姿勢の美しさを感じさせてくれる本です。
読むと元気が出ますよ。
あ、おなかも空きます…。

「そんなお店ホントに新宿駅にあるの?」と思われた方は、
ぜひ本書をお読みになって、お店へ立ち寄られてみては
いかがでしょう。




宮沢和史『紀行詩 日本 四十七景』


THE BOOM
SPECIAL BEST LIVE TOUR 2010
BOOMANIA
8月8日(日)日比谷野外大音楽堂
SPECIAL GUEST:矢野顕子、MCU

に出かけてきました。
「島唄」の大ヒットで知られるボーカルの宮沢和史さんは
フライフィッシングが大好きで、
子どものころは矢口高雄さんのマンガ「釣りキチ三平」の
熱心な読者であったといいます。

私がFlyFisher誌の編集長を務めていたときに取材を
お願いしたのがご縁のはじまりで、以来、ときどき
ライブにお招きをいただいています。

開演は午後5時。
夏の野音は午後7時くらいになると、
知らない間に空が落ちて夜が始まっています。
そして、
照明に包まれたステージからふと視線を外して
空を見上げると、
コンサート会場全体がふわりと夜空に浮かび上がって、
どこか遠いところから会場を眺めている自分がいる、
不思議な感覚に陥るあの瞬間がたまらなく好きです。

そんな特別な空間でのライブは、最高でした。
連日の猛暑を忘れる涼しい風が時折吹き抜けて、
コーラスにはセミの大合唱隊。これも野外ならでは。
THE BOOMは今年でデビュー21年だそうで、
懐かしい曲、新しい歌、いろんなメロディーとリズムが
観客を揺らし、震わせ、最後は全部が一体になって
大きな感動があふれだしていました。
ゲストのアッコちゃんこと矢野顕子さんも、
もうひたすら素敵で(ファンです)。
声に羽根でも生えているのかと
思うほどキュートなボーカルでした。


写真はライブのあとで宮沢さんから
いただいた本です。(クリックで大きくなります)
img-809170932-0001

宮沢和史
紀行詩『日本四十七景』


THE BOOMとは別に、
全国を巡り詩の朗読と歌を届けている
宮沢さんのソロ活動「寄り道」ツアーから
産み落とされた、ひとつの結晶のような詩集です。

道中に寄り道した趣味の釣りのこともたくさん
詩の題材になっていて、
だから面白いですよ、おススメします、ではなくて、
宮沢和史というひとりの詩人がその目で見た
日本全国の景色に、
何気ない景色や、特別な一瞬の中に、
連続した、あるいは飛び飛びの時間軸の中に、
自身の心象風景を重ねて、
せつないほどの言葉が紡ぎだされていく。

北海道から沖縄まで、四十七景。
本をひらけば、あなたが生まれた県もどこかにある。
言葉をたどっていくうちに
胸がいっぱいになってくる紀行詩です。


宮沢和史
紀行詩『日本 四十七景』

(THE BOOMのHP内該当ページにジャンプします)

どーしても言っておきたい書店での客のマナーについて


突然なんだよという感じの見出しで
申し訳ございません。
よかったら本好き馬鹿の愚痴に
少しだけお付き合いください。

昨日、会社を出て自宅の最寄駅に着いたら
外は雷を伴う大雨。遅い夕立となりました。

これは30分くらいで上がるな…と見当をつけて、
駅に隣接するビルの大型書店に立ち寄ると、
前から気になっていたある作家のロングインタビューが
掲載されている月刊誌を発見。
ふむふむふむ…と目を通していると、
すぐ隣にサラリーマンと思しき方が来て、
僕が取った月刊誌の
平積みの束の上に自分の荷物を置いて
立ち読みを始めたではありませんか、
おいおいおいおい。

これ、書店ではときどき目にする光景なんですが、
あんまりだ!と思うのは、僕だけなのだろうか?

本の上に荷物を置いて立ち読みする人たちは、
大して意識もせずにそうしてるんだろう。

自分の荷物を床に置くと汚れるから、
それは嫌だから本の上に置く。

でもそれ、
同じことを八百屋さんや
魚屋さんで出来ますか?

そんなことしたら、グーで殴られますよ、きっと。


ここを訪れてくださる数少ない読者の中には、
そんな方は絶対にいないと信じています。

1冊の本って、片手で持てるほどのものですが、
そこには著者をはじめ、イラストレーターさんや
カメラマン、印刷所の人、問屋さん、書店さんと、
数多くの人の手を経てはじめてお客さんの前に
置かれるものなんです。
大事な大事な商品なんです。

ましてや、平積みしてある本というのは、
数ある商品の中でもその書店の売れ筋商品、
看板娘だったりするんですよ。
そんな看板娘が手篭めに、いやもとい、
物置の台代わりにされるなんて、
僕はたとえ自社の本でなくたって見るに見かねます。

でも、、、口に出す勇気が、なかなかない。
心では「ちょっとそこのアナタ!」といつも言ってても、
実際には悔しい気持ちを握り締めて
書店をあとにするだけなんです。
昨日だって、自分が手にした月刊誌を戻すときに、
「スミマセン!」と少し怒りっぽい感じの声で言うので
精一杯でした。
ああ、と荷物を一度はよけてくれたそのサラリーマンは、
僕が本を戻すとその上にまた荷物を置いて…嗚呼。

書店の店員さんたちは商品にあんなことされて、
何も感じないんだろうか。

みなさん。
どうか本に愛を!
昨日の夕立ばりの滝涙でそう訴えたいのです。

連日の猛暑の中、まことに暑苦しい話ですみません。




アユ釣り夏の遠征釣行前にこの一冊。


私事で恐縮ですが、先週末に帰省してました。
故郷は秋田であります。
カレンダーは7月。
秋田の7月といえば、一応梅雨もありますが、
長雨と湿気にあえぐ関東を尻目に
毎日さわやかな晴れの天気がつづくことが多いのです。

さて、
くどいようですが、秋田で7月です。

これはもうアユ釣りするしかないじゃないですか!

実は、普段は帰省すると山(渓流)に潜ることの多い
私ですが、ふとのぞいてしまった
秋田・阿仁川のキクチおとりさんのHPを見て、
(7月7〜9日あたり)
「そうだ、今年はアユをやろう、ウヒヒ」と思い立ったのです。
キクチおとりさんのHPではツイッターもやっているのですが、
これがまた、リアルタイムの釣り情報を知るには
本当によいツールです。

というわけで、
下手でも釣ったアユを持ち帰って親に食べてもらえれば、
少しは親孝行になるしと、
会社でアユザオと仕掛け一式を借りて勇んで帰れば
オーマイ・ゴッドの大雨、雨、雨。
そのようすもキクチおとりさんのHPにUPされています。
いやはや日ごろの行いが悪いとこうなっちゃうんですかね。

現地の雨は本当にすごくて、
これを書いている14日(水)の今も阿仁川の濁りは
取れていないようです。
でも、平水になれば、またきっと楽しいアユ釣りが
できるようになりますよ!

そうそう、釣行前にはぜひこの一冊を。
img-129173652-0001

夏休みの釣果を伸ばすヒントがてんこ盛りです。

アユ釣りがある日突然上手くなる
鈴木康友 著
四六判並製 定価:998円(税込)





小さな魚を巡る小さな自転車の釣り散歩

img-618191055-0001

こんな素敵なタイトルの本が出来ました。
来週末には書店さんにも並ぶと思います。
詳細は週明けに!
記事検索
QRコード
QRコード
TagCloud
livedoor プロフィール
  • ライブドアブログ