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『バス・ラプソディー』 三浦 修 著
四六判並製208P+口絵
定価:1575円(税込)

※ただ今増刷準備中につき弊社在庫は品切れとなっておりますが、
各書店・釣具店・アマゾンなどのWeb書店等では在庫があるところもございます。
ご迷惑をおかけいたしますが、お急ぎの方はそちらをご利用ください。

さて。
本書の製作にあたっては、
「この方たちの存在なくして、この本の仕上がりはなかった」
3名の方がいらっしゃいます。
一人はもちろん著者の三浦修さん。
もう一人は、先にご紹介した写真家の福原毅さん。

そして、最後の一人が本書のデザインを担当してくださった
神谷利男デザイン事務所の神谷利男さんです。

普段はパッケージデザインのお仕事を主になさっている神谷さんは、
バスフィッシングもフライフィッシングも大好きという方。
アートワークでは、デザインのほかに素敵なイラストも描かれます。

弊社の本では『ザ・ギャンブルフィッシング』『トラウト・バム』の装丁を
手がけていただいているほか、
ご自身の著作『ペーパー・フライズ』では、
紙によるフライタイイングとフライフィッシングと題して、
フライパターンの切り絵&影絵という超独創的な世界を演出。
さらにエッセイ(原稿)も書き、デザインまでしてしまうというスーパーマルチぶり。
才人というのは、神谷さんのような人を言うのだなと僕はずっと思っています。

『バス・ラプソディー』の構想を思いついた時点で、
まだ社内で企画も通っていないというのに
(というかまだ提出もしていなかったのですが)
僕は、この本のデザインをお願いするのは神谷さん以外にいないと
確信していました。

原稿の第一弾が上がってきた段階で神谷さんにお見せすると、
「これ面白いですね!やりましょ!」と二つ返事で引き受けて頂けました。

そして…
素晴らしいデザインになるのは分かっていたのですが、
実際に受け取った初校のそれは、
僕の予想を遥かに超えたものでした。

原稿の細部まで読み込まなければ、絶対にこうはならないという
デザインでありながら、ノンブル(頁数)や目次の意匠に粋な遊びがあったり。
(お気づきになられた方、いらっしゃいますか?)

そして、カバーは、ご覧のとおり「絶品」です。
しかも、その絶品をめくると…通常カバーと表紙は同じ絵柄にするケースが
よくあるのですが、ここでもそのセオリーは見事に裏切られています。
まだカバーを外したことがない方は、一度表紙もぜひご覧になってみてください。

『バス・ラプソディー』
本書は、僕の拙い編集キャリアの中でも格別の一冊となりました。
三浦修さん、福原毅さん、神谷利男さん。
改めて、この場をお借りして御礼申し上げます。
ありがとうございました。


P.S.(3/30)
『仕事ができるようになりたければ釣りをしろ』
(中鉢 慎 著)
人類史上初?! 大好評釣りのビジネス指南書
こちらのカバーも神谷さんのデザインです!