つり人社に編集アルバイトとして入った●年前、
『FlyFisher』は、『Basser』とともにまだ季刊でした。

当時、海のFFといえば、
誌面を飾ったのは船からのシイラを除けば
ほとんどが海外のフィールド。中南米やパラオなど、
遠い異国の海とその海域に潜む巨大なターゲットの写真には
読者の冒険心をどこまでも膨らませるロマンがあふれていました。

いえ、そもそも写真や文章に真っ先に触れる編集者が

「あ〜オレもこんなとこ行きてー!」

と渇望していたものです。

しかし、インターネットもまだ普及していなかった時代、
情報は極端に不足しており、
釣り方はもちろんフライパターンやその巻き方さえも
未知の領域。頼りとなる洋書を手に入れるのもホネだったと思います。



あれから幾年月。
日本のソルトFF事情は大きく変わりました。
今では、シーバスやメバル、ボラ、さらに地域や時期によっては
イナダ、タチウオ、北海道では海アメやサケ、カラフトマスなど、
フィールドやターゲットが次々に開拓されています。

そして、僕は今、フライパターン&タイイングを中心とした内容の
海のFF本をつくっている…というワケなのです。
いや〜感慨深い!
著者は『FlyFisher』で連載記事「季節で巡るシーバスフィッシング」を
執筆中の中根淳一さん。

そして「海のFF本をつくっている」なんて書きましたが、
中根さんはフライを巻き、原稿を書くのはもちろん、
写真も撮る、イラストも描く、デザインまでしてしまうという
とんでもない才能の持ち主。
おかげで打ち合わせ段階で本の骨格はほとんどパーフェクトに
出来上がっていました。

素敵な本になること、間違いなしです。
発売は…もう少しお待ちください!