先日、大手WEBのグルメランキングで、
利用者の「口コミ・評価」にヤラセの事実があることが
発覚しました。

この件でマスコミは大騒ぎしましたが、
そもそも口コミ・評価の投稿に特別な審査や基準がない以上、
こうなることは誰もが予想できたのではないでしょうか。

そして、この「ヤラセ」問題、
何もグルメランキングだけに限らないと思いませんか?
たとえばWEB書店のレビュー欄。

釣りジャンルでも、書店であまり見かけない本がときどき絶賛されていて、
ランキング上位に出現したりしています。(その逆もある)
それはまさに、「出現」という形容がピッタリ(笑)。

こういう意図的な操作を、比較的簡単に見破る方法があります。
それは、投稿したレビュアーが他にどんなレビューを書いているのか、
チェックしてみること。
仮に、1冊しかレビューがなかったとしたら、かなりアヤシイ。
そしてその本についてレビューを寄せている他のレビュアーも同様だった場合、
その方たちは(あくまで推測ですが)全員グルだと僕は思っています。
そういう視点で見ていくと、釣りジャンルに限らず、???な本がけっこうあって、
また違う楽しみ方ができます…(笑)。

さらに、話題を呼ぶ本(釣りでいえば害魚論に関するものなど)では、
両極のレビューを読んでみることをおススメします。
そして、両者が全く異なることを述べていたり、
一方的に誰かを攻撃、批判している場合には、
僕は両方のレビューの、いずれも信じません。
興味があれば、実際に本を購入して読み、自分自身の感想を一番大切にします。
本来、読書という行為は、そういうものではないでしょうか。

レビューは他者の意見を気軽に読めるとても便利な機能ですが、
「便利」を何か別の判断基準と勘違いしてはいけない…と思う次第です。
生意気なことを言っちゃってゴメンナサイ。

とか言って、実は僕も「●べログ」のコメントは
結構気になってしまったりするのですが…(笑)。