大賑わいの神田古本まつりも無事終了して、
神保町にいつもの静けさが戻ってきました。

それにしても期間中はすごい人出でした。
弊社のボス(社長)は何やら掘り出しをした模様…。
スーさんノート


いいなあ。
僕には古本のカミサマは微笑んでくれませんでした。


さて。
お昼に書店さんを巡ると、
相変わらず目が回りそうな勢いで新刊本が出ています。

次々に登場する綺羅星のようなベストセラー。
牢名主のように棚に居座り続ける(笑)ロングセラーの本。
新刊の波に押されてこぼれて消えていく可哀相な本たち。

創刊があれば廃刊もあります。

当代きっての翻訳家にして、
アメリカ文学研究家の柴田元幸さんが編集長を務めて
おられる文芸誌『モンキービジネス』も、最終号に…。

素晴らしい文芸誌だったのになー。

いい本が売れる本とは限らない。
でも、商売をやっている以上、「いい本」の第一は、
やっぱり売れる本なんである。

でも。
売れない=いい本ではない、までは仕方ないとしても、
=価値のない本、では決してないはず。

弊社にもそんないぶし銀のような本があります。
出会ってくれるとうれしく思います。
いいつり人ドットジェーピー

そういえば先日、大手の古本チェーンの105円均一棚で
川上弘美さんの『真鶴』を見つけたときには
腰が抜けるかと思いました。
芥川賞選考委員も務める川上さんの、
渾身にして最高傑作(と勝手に信じている)が、
105円で売られているなんて…

これも時代なんでしょうか?


このたびはなんか滅茶苦茶な散文調でゴメンナサイ。