僕たちの渓流フィールド 青森・秋田・岩手 僕たちの渓流フィールド 埼玉・東京・山梨・神奈川・静岡 僕たちの渓流フィールド 長野・愛知・岐阜・福井・富山
僕たちの渓流フィールド 	栃木・群馬・新潟 僕たちの渓流フィールド 	山形・宮城・福島  


僕たちの渓流フィールド(つり人社書籍編集部 編)
青森・秋田・岩手
山形・宮城・福島
栃木・宮城・新潟
埼玉・東京・山梨・神奈川・静岡
長野・愛知・岐阜・福井・富山

「究極」の渓流ガイドブック
各釣り場に精通するフライフィッシャーたちが現地を取材し、写真を撮り、地図を書き、原稿作成した、超ていねいなガイドブック・シリーズ。カワイイ表紙にダマされてはいけない(?)、内容の濃さは、どのガイド本にも負けません!

コンセプトは、「初めて訪れた人でも安心して釣りを楽しめる」こと。遊漁券取扱所の具体的な場所から始まり、入渓点、参考駐車スペース、渓相、詳細なス ポット情報、周辺情報、参考釣り上がりタイムなど、絶対欲しくて・でも案外載っていない必須情報がびっしり詰まっています。もちろんシーズンやアクセス等 の基本情報はもちろん、周辺の温泉&食情報も極力掲載。フライフィッシャーはもちろん、エサ釣りやテンカラファンの方にも大変役立つ内容です。


■今週(今季)のイチ押し度 ★★★
■かわいいヒツジの皮を被ったオオカミ度 ★★★
■個人的にも重宝してます度 ★★

※情報はほぼ週イチ更新です。★=3つが最高


B5判並製/128ページ
定価 各1,680円(税込)

僕たちの渓流フィールド 青森・秋田・岩手
僕たちの渓流フィールド 山形・宮城・福島
僕たちの渓流フィールド 栃木・群馬・新潟
僕たちの渓流フィールド 埼玉・東京・山梨・神奈川・静岡
僕たちの渓流フィールド 長野・愛知・岐阜・福井・富山

〜制作の舞台裏〜

「自分が読者だったら…」目線で作った欲張り本

本当に役立つ、しかも手作り感のある渓流ガイドブックを作りたい。そんな思いつきから始まったこの企画。とにかく従来のガイド本というと、川全体が載っていて、地図とともに各区間の解説があって…というもの。文字にすると特に問題なさそうですが、けっこう困るのが、

1. 遊漁券はどこで買えるか。
2. 入渓点はどこ?
3. この橋からこの橋まで釣ったらどのくらい時間がかかるか(あるいはその距離)。


といった情報が案外載っていないことです。みなさんも、初めて訪れた川で遊漁券取扱がどこかわからず往生した経験はありませんか? 僕はけっこうあります。だから、作るならこの1〜3をクリアした本にしたいという思いがまずありました。

実は、制作側からいえば、1〜3の情報があまりないのには単純な理由があります。それは「手間」の問題。たとえばある川を取材するとして、一番簡単なのは 主要な橋から上下の写真だけを撮り、あとで原稿や地図を作成してまとめるというやり方。これだと1日でかなりのフィールドを取材することが可能です。読者 の方も、そのような視点でガイドブックを見ていただくと、上記の方法を採用している本が多いことに気がつかれることと思います。

でも、僕はもっと読者の側に立った本を作りたかった。券はどこで買えて、橋と橋の間の渓相はどうなっていて、釣り上がるとだいたいこのくらいの時間がか かって、季節ごとにこんなフライがいいですよ、そうそう近くにはこんな温泉や食堂があって…そんな自分でも買いたくなる本を読者の方にお届けしたかったの です。

そこで、各地のフライフィッシャーの方にお声をおかけして、本の趣旨をお話しするとともに、次のようなお願いをしました。


1. はじめて訪れる方のための親切なガイドブックを作りたいのです。いわゆる「穴場紹介」の本ではありません。
2. 普段よく行く川をご紹介ください。
3. 川の全体ではなく、半日または1日楽しめるコースをていねいに解説してください。
4. 手描きのフィールドマップをお願いします。


春にお願いをして、秋に原稿が届きはじめました。行きなれたフィールドということもあってか、みなさん本当に素晴らしい原稿ばかりで、手描きのマップも個 性にあふれ、そのままお載せしたいほど丁寧に描いてくださっていました(実際はその原稿を元に、プロのイラストレーターが描き起こしています)。ちなみに このマップ、本当にフィールドを熟知していないと描けるものではありません。試しに自分の好きな川でやってみてください。どれほどていねいに取材されてい るか実感できるはずです。

こうして出来上がったのが「僕たちの渓流フィールド」なのです。年に1冊作るのがやっとでしたので、細かい情報(遊漁料)などに変化はあるかもしれませ んが、今なお「超おススメ」のガイドブック・シリーズであることに変わりありません。実際、あるフライフィッシャーの方が…この方は一流のアユの友釣りマ ンでもあるのですが…本書を熟読してくださっていると聞いた時には、自分の仕事を認めてもらえたような気がして本当にうれしかったことを覚えています。
、この場をお借りして改めて心よりお礼申し上げます。みなさまの
弊社定期刊行物「FlyFisher」がなければこの本は実現不可能でした。本書にご協力いただいた取材者のみなさまにおかげでよい本を作らせていただくことができました。