先週日曜日のことです。
例によって快晴猛暑の1日でしたが、
夕方5時半を回るころになると珍しく涼しい風が。
「散歩しようか」と、カミさんと車で近所の川辺へ出かけました。
ウチは神奈川県の長津田という土地の近くで、
鶴見川に注ぐ河川が数本流れています。
その周辺は田んぼや畑が広がっていて、散歩するのに
とても気持ちがよかったりするのです。

犬の散歩をしてる人
ジョギングしてる人
ただなんとなく歩いている人
農作業を終えて帰ろうとしている人

いろんな人がいます。

でも、ここで釣り人を見かけたことはありません。
今まで、一度もです。
川は両岸護岸されています。
川床はちょっとわからないのですが、場所によっては
小さな中洲があったり、岸よりは自然な印象です。
水深は全体に浅そうだけど、ときどき瀬もあったりして、
魚がいたっておかしくなさそうなんだけど。



この日、はじめて釣り人の姿を見ました。
ガードレールの内側にいた20代くらいの若い男性2人組。
一目で釣り人だとわかり、近づいて彼らに声をかけました。
すると、ルアーでピッチングを繰り返していたその2人は、
いつもは別の場所でナマズをルアーでねらっているのだ
けれど、今日はまだ釣りをしたことのないこの近場に
何かいないかと思って探りにきたのだといいます。
いつもの場所とこの川は同じ水系だから、
ここにもいるんじゃないかと思うんですよと、
笑顔で答えてくれたのです。

僕には、
魚がいるかどうか保証のない流れに向かって
ロッドを振っている2人の姿が、その冒険心が、
とてもすがすがしく見えました。
そして、どこかに置き忘れていた釣りの魅力の1つを
思い出させてくれたような気持ちにもなったのです。

「同じ水系だから、ここにもいるんじゃないか」
という2人の読みが当たるといいな。
川が生きている証しに。

夏の夕暮れどき、
若い2人の釣り人を気にかける人は誰もいない。
でも、水辺の景色はやっぱりこうでなくっちゃ。