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お待たせいたしました、先週末にカバーと書名を
取り急ぎご紹介させていただいた話のつづきです!

小さな魚を巡る小さな自転車の釣り散歩
葛島一美 著
B5変形判224P(カラー・モノクロ)
定価:1785円(税込)

今週末には全国の書店・釣具店・WEB書店でお買い求め
いただけると思います。

さっそくですが、
カバー右上の自転車マークが見えますでしょうか?
(写真をクリックすると大きく見やすくなります)
そこに記されている、
「釣輪具雑魚団」という文字。
これ、「ツーリングざつぎょだん」と読みます。
「雑魚=ざこ」ではありません!「ざつぎょ」であります。

著者の葛島一美さんは、ご存知の方も多いと思われますが、
弊社の月刊誌『つり人』誌上でご健筆をふるわれています。
江戸前のハゼ釣りや、フナ、タナゴなどの小もの釣りに造詣が
深く、最近はワカサギ、アユのドブ釣りも守備範囲に。
つり人誌上では、本書のもとになっている隔月連載
「釣輪具雑魚団探検記」のほか、連載「日本タナゴ釣り紀行」が
人気急上昇中。

釣輪具雑魚団についてですが、
著者はある日、FDB(フォールディングバイク)と呼ばれる
折りたたみ自転車の釣り場での利便性に気がつくや、
同好の士を集めて「釣輪具雑魚団」という珍妙で楽しげな
名前の釣り団(?)を結成! 
以来、水郷をはじめ関東のさまざまなフィールドを
さっそうと駆け巡っては釣り歩くというユニークな小もの釣り
スタイルを実践してきました。

本書は、そうした26の釣り散歩が収録されています。
季節の小もの釣りのガイドブックとして、
また自転車釣行の参考にもなり、
ただ読むだけでも毎回の珍道中が楽しげな
一冊に仕上がっています。
毎回の釣行は走行ルートと距離数なども示されていて、
実際かなりお役に立つはず。

自転車(チャリンコ)といえば、
子供のころは釣りのマストアイテム、
相棒だったという方も多いことでしょう。
本書を読めば、あのころの楽しさ、ワクワク感が
よみがえってくると思いますよ!
そして、現代のFDBって本当にすばらしい性能らしいです。

自転車で釣り場を巡ると、今までのマイカー釣行では
勢いで通り過ぎてしまった場所、飛ばしてしまっていた
ポイントがたくさん発見できるよ!と著者は言います。
駐車スペースがなくてあきらめた、なんて心配もナシ。
スイスイとどこでも気の向くまま、自由自在に釣り場を
駆け巡ることができる…この感覚と開放感、
一度味わったら病み付きになるそうです。

あなたもぜひ、釣輪具雑魚団のように風を切って
釣り場を駆け巡ってみませんか。


今週(発売は週後半から)のイチオシ度★★★
釣り場でFDBはオシャレだぞ度★★
もう一度、自転車で風になりたい度★★★
3つで最高)