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ご紹介したばかりの「尺ヤマメの戦術」(渋谷直人 著)です。
昨日はなんだか情熱ばかりが先走った感の文章で、
もう少し客観的に、本の内容について記します。

目次は、こんな感じです。

1章 尺ヤマメギャラリー
2章 尺ヤマメの実態
3章 タックル論
4章 フライパターン
5章 キャスティング
6章 プレゼンテーション
7章 尺ヤマメ対決
8章 季節で変化する釣り
9章 ステップとしての尺イワナ釣り

1章は15尾の尺に絡むヤマメ釣りのドキュメント。
全カラーによるヤマメの写真とともに、現場の状況が
詳細に記されています。どのヤマメとの出会いにも
「教訓」があることが、読者にとっては非常にタメになると
思います。

2章では、渓流域に棲む尺ヤマメの知られざる生態について
述べられています。著者の経験に裏打ちされた解説は、
衝撃的な内容ですが説得力があります。

3〜6章 ロングティペット・リーダーシステムを前提とした、
渓流で尺ヤマメをねらって釣るために必要なテクニカル
ページです。

7章は、同じくテクニカルな章ですが、サイトフィッシングを軸に
魚を実際にどう見つけて、釣り、ランディングすべきかについての
解説ページです。

8章は、タイトルどおり季節ごとの釣りについて。尺ヤマメを釣る
うえで、季節がどう関係してくるかについて述べています。

9章。これは従来のいわゆるテクニック本にはなかった視点で、
非常に興味深い項目です。

各章とも、図解や写真も交えて内容をより深くご理解いただける
ように努めています。