2012年05月
WEB書店最大手のアマゾンさん。
今しがた「釣りのベストセラー」を覗いてみると…、
1位
2位
青木大介さんの『バス釣りがある日突然上手くなる』は、
すでに3刷ですがいまだ勢い止まず!
多くのバサーに支持されている超人気本です。
兼松伸行さんの『チヌカカリ釣りがある日突然上手くなる』、
こちらも強い!
釣力のある著者の本はやはり支持率高し!
まだの方はこの機会にぜひ。
上達のヒントがてんこ盛りです。
つり人社に編集アルバイトとして入った●年前、
『FlyFisher』は、『Basser』とともにまだ季刊でした。
当時、海のFFといえば、
誌面を飾ったのは船からのシイラを除けば
ほとんどが海外のフィールド。中南米やパラオなど、
遠い異国の海とその海域に潜む巨大なターゲットの写真には
読者の冒険心をどこまでも膨らませるロマンがあふれていました。
いえ、そもそも写真や文章に真っ先に触れる編集者が
「あ〜オレもこんなとこ行きてー!」
と渇望していたものです。
しかし、インターネットもまだ普及していなかった時代、
情報は極端に不足しており、
釣り方はもちろんフライパターンやその巻き方さえも
未知の領域。頼りとなる洋書を手に入れるのもホネだったと思います。
あれから幾年月。
日本のソルトFF事情は大きく変わりました。
今では、シーバスやメバル、ボラ、さらに地域や時期によっては
イナダ、タチウオ、北海道では海アメやサケ、カラフトマスなど、
フィールドやターゲットが次々に開拓されています。
そして、僕は今、フライパターン&タイイングを中心とした内容の
海のFF本をつくっている…というワケなのです。
いや〜感慨深い!
著者は『FlyFisher』で連載記事「季節で巡るシーバスフィッシング」を
執筆中の中根淳一さん。
そして「海のFF本をつくっている」なんて書きましたが、
中根さんはフライを巻き、原稿を書くのはもちろん、
写真も撮る、イラストも描く、デザインまでしてしまうという
とんでもない才能の持ち主。
おかげで打ち合わせ段階で本の骨格はほとんどパーフェクトに
出来上がっていました。
素敵な本になること、間違いなしです。
発売は…もう少しお待ちください!
前回と同じ写真で恐縮ですが、
本日、無事に編集作業が終わりました。
あとは5月下旬の発売を待つだけです!
釣力UP! 壁を破る超常識シリーズの第14弾。
『小もの釣りがある日突然上手くなる』(葛島一美 著)
四六判並製 定価:998円(税込)
同シリーズは「章」を「扉」に変えて、
壱ノ扉、弐ノ扉、参ノ扉…とカテゴリー別に進んでいく構成です。
ちなみに、前作13段の「チヌカカリ釣りがある日突然上手くなる」
(兼松伸行 著)では、こんな感じです。
壱ノ扉 知らなきゃ大損!テクニック以前の超常識
弐ノ扉 それでいいのか?タックル大検証
参ノ扉 釣果UPを阻む「こだわり」と「壁」
四ノ扉 ”自称中級者”が落ちる6つの「穴」
伍ノ扉 釣果UPに即効!ヒント集
今回はターゲットがフナ・タナゴ・ハゼ・テナガエビと4つあるので、
各扉は、こうなっています。
壱ノ扉 フナ釣り―鮒に始まり鮒に終わる奥深さに触れる
弐ノ扉 タナゴ釣り―止水と流れっ川、それぞれのキモ
参ノ扉 テナガエビ・ハゼ釣り―侮れない「手軽なターゲット」
扉の数こそ少ないものの、項目数では…
壱ノ扉(フナ釣り)=16
弐ノ扉(タナゴ釣り)=20
参ノ扉(テナガエビ・タナゴ釣り)=8
合計44と充分なボリューム。
ちょっとだけ各項目を記すと、
だれも真意を語らなかったシーズン後半のフナ釣り事情
虫エサの付け方でフナの機嫌うかがい
中通し玉ウキ用の止め芯アイデア
袖バリに始まって袖バリで終わるのか…(以上、フナ釣り)
霞ヶ浦水系のドック周りには独特の「縦社会」がある
タナゴ竿の長短はどれだけ必要?
連動シモリ仕掛けの吸水性を考える
黄身練りの絶対失敗しないさじ加減…(以上、タナゴ釣り)
テナガエビ釣りのサオ掛け&サオ置きベストワンは?
テナガエビの通り道を捜せ
時代はスーパーライト・チョイ投げ!
見切りを学ぶ…(以上、テナガエビ・ハゼ釣り)
いかがですか、面白そうでしょう!
それでは、発売までもう少しだけお待ちください。
GW、後半です。
楽しく休日を過ごされている方も、
お仕事をされている方も、
今日がよい一日でありますように。
さて!
書籍編集部では現在、
下記の本の編集作業真っ最中です!
『小もの釣りがある日突然上手くなる フナ タナゴほか』
葛島一美 著
四六判並製128P 定価:998円(税込)
釣力UP!「●●釣りがある日突然上手くなる」
シリーズ第14弾は、淡水&汽水の小もの釣りが登場。
特に人気の高い釣りものであるフナ、タナゴをメインに、
テナガエビとハゼも加えた充実内容でお届けします。
著者の葛島一美さんは、江戸和竿や江戸前の
小もの釣りに特に造詣が深く、
下記をはじめとする数多くの著作や共著をおもちです。
『平成の竹竿職人』
『小さな魚をめぐる小さな自転車の釣り散歩』
『日本タナゴ釣り紀行』
『タナゴ ポケット図鑑』
『フナ釣り タナゴ釣り入門』
なお、上記写真の本書につきましては、
5月下旬発売というゴールに向けて作業を進めております。
葛島さんならではの軽妙な文章で、
ターゲットの攻略法やさまざまなウンチクがつづられたこの一冊、
発売の折には皆様ぜひどうぞよろしくお願い申し上げます!
tsuribito_shoseki