書籍の棚から

つり人社書籍編集長Oがお送りする折々のおすすめ単行本情報。 内容はもちろん、本のオビや自社広告には書けなかったこと、 制作現場のコボレ話などを交えて紹介していきます。新刊だけが本じゃない! ときどきの息抜きコラム「今週のちょっと寄り道」もどうぞ。

2010年01月

●●釣りがある日突然上手くなる…着々準備中!


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ジャン!
すっかりご無沙汰してしまいました。
前回アナウンスさせていただいた単行本の準備に
すっかり追われていました。

おかげさまで上記のような力強いカバーデザインが
出来上がってきました!

う〜ん釣れそう。

第3弾となるフライフィッシング編も着々準備中。
「渓流釣り」「アユ釣り」は、
いずれも2月下旬にはお求めできるように
頑張って作業中です。
フライフィッシングは3月下旬予定です。
定価はなんと950円+税を予定!
これで釣りが突然上手くなるんだったら
「買い」でしょう!!

本書に書かれてあることは、いずれのジャンルも、
意外な盲点から「そんなのもうわかっているよ」
ということまでさまざまですが、
案外この「そんなの〜」がクセモノでもあります。
「”わかった”つもりでいること」
「わかっているけど釣り場では忘れていること」
「わかっていて、釣り場でも実践していること」
には、いずれも雲泥の差があるからです。

シーズンはじめに本書をお読みになっていただければ、
きっと気合も入ることと思います!

あなたの「釣力」を上げる新シリーズ、    準備中です!


「明けおめ」「こと・よろ」なご挨拶も終わり、
全国で若気の至りな成人式の模様が今年もTV中継され、
さあ世は受験シーズン。
釣りの世界も、2月の国際フィッシングショーを間近に
控えております。

そんなわけで、今年の新刊第1弾は、
超・強・力
ステップアップ本シリーズをただ今準備中。
ある程度のキャリアがあって、自分は「そこそこイケテルはず」
と思っているアナタ。
けれども、本当は目に見えない壁にぶつかって
いろいろと釣りの悩みがあるアナタ。
得意なフィールドや釣果が今ひとつ広がらない、伸びないアナタ。
本書は、そんな人知れずもがき苦しんでいる
”自称中級者”の方に贈る
今までにない画期的なヒント集です。

第一弾は、アユ釣りと渓流釣り。
両方とも2月下旬の発売予定。
さらに春には、フライフィッシング編も登場予定。
詳細が詰まってきましたら逐次ご案内申し上げますので、
お楽しみにお待ちください。
ちなみに、書名は
「○○釣りがある日突然上手くなる」
の予定です!

IGFA(HP)に掲載された琵琶湖の世界記録バス記事翻訳

IGFAのHPにUPされている栗田学さんの世界記録バスの記事
http://www.igfa.org/Records/World-Record-Largemouth-Bass.aspx
を、『ザ・ギャンブルフィッシング』翻訳者の伊藤宗道さん
が日本語訳してくださいました。
「急いでやったので粗訳ですが…」とのことですが、
英語が苦手なワタシは大助かり、大感謝です!
同じく「英語が…」な人のために、伊藤さんから了解を得て
全文を掲載させていただきます。
記事のあらましがよくわかります。
それにしても、記録認定に至るまでには、栗田さんは
大変な忍耐と苦労を強いられていたことがわかります。
本当におつかれさまでした。
しかし、「聖杯」の一つは、確かに海を越えたのです。


ついに公認!日本のラージマウス、

IGFAオールタックルレコードにタイ

淡水釣り界の「聖杯」が二人目の手に

 

1月8日ダニアビーチ……6ヶ月の時を経て、日本のマナブ・クリタの名がIGFAワールドレコードフィッシュブックのジョージペリーの名と並ぼうとしている。22ポンド4オンス、
77年の時を経て。

 

本日、創設70年になる非営利団体IGFAは、200972日に日本で最大の湖で釣りあげられたクリタの記録を公認した。

 

クリタは愛知県出身の32歳、7月のその日、Depsのサイドワインダー、25ポンドラインを巻いたシマノのアンタレスDC7LVで生きたブルーギルを橋桁の際にキャストした。クリタはそこで大型のバスを見つけていて、それが第一投だった。クリタはほんの2、3回トゥイッチしただけで魚をかけた。ほんの3分ほどで魚を手にした。

 

クリタは「でかいとはわかってたけど、こんなに(記録)でかいとはなあ」と述べたという。

 

公認の秤で計量すると10.12キロ、22ポンド4オンスあった。長さは27.2インチ、胴回り26.7インチ。IGFAのラインクラスはオオクチバスは20ポンドまでなので、クラスでの記録にはならなかった。

 

IGFA規則では、米国外での記録申請は釣ったときから90日間の猶予がある。IGFAの姉妹機関であるJGFAを通じて申請書類は送付された。IGFAのジェイソン・シュラットウィーザーは、クリタの申請書類は必要写真など、きちんとそろっていたという。

 

クリタのバスは77年前の記録で、現在のオールタックル部門の記録である22ポンド4オンスと並ぶ。ペリーのバスはフィールド&ストリームで優勝した後、IGFAの全1100魚種の記録のひとつになった。

 

IGFAのオールタックルレコードは現在ネットで公開中で、クリタの名前はIGFAサイトにペリーと並んで表示されており、2011年のワールドレコードゲームフィッシュブックに掲載される予定である。ただし、今年中に記録が破られなければ、である。

 

IGFAは今回の公認発表をバスマスターサイトと連携して本部にて行った。

 

北米では、オオクチバスは、とりわけオールタックルレコードにおいて、何百万という釣り人に淡水魚の「聖杯」だと考えられている。それは、バスという魚の人気とペリーの記録が実に長い間破られなかったからだ。世界記録バスは、魚釣りという遊びの相当な部分を担っているドル箱産業を生み出す力となったのは間違いない。

 

シュラットウィーザーは、「クリタが魚の重さを量るや否や、そのうわさがあっという間に広まった。これは一大事だと思い、即座にJGFAにコンタクトした。JGFAは1979年に設立されたが、クリタの申請をそろえて、英訳して提出した」。

 

「これは実によかった、というのはJGFAが申請を翻訳してきただけでなく、必要なら釣り人本人に連絡がとれるということだった」。

 

長期化した審査

「IGFAは公認までに釣りの時から3ヶ月必要なので、予定では10月2日までだった」とシュラットウィーザーは言っている。

 

「しかし、クリタはつり禁止区域で釣ったといううわさが出始めて、IGFAは早速、JGFAに連絡してクリタに確認して、釣りが規則違反でなかったか情報を収集するように依頼した。JGFAによれば、クリタの釣った区域は釣り禁止ではなく、アンカーを下ろしたり停泊したりしてはいけないところだということだった。このため、JGFAと釣り人とさらにやり取りして、宣誓もとることになった。クリタの談は間違いないということだった」。

 

それで終わりではなかった。

 

公認まで長く掛かったのは、相当数のやりとりがIGFA,JGFAそれとクリタの間でかわされたからだ。

 

その間、IGFAはバス釣り関係の人々から雨あられのように手紙や電子メールを受け取ったと同氏はいう。

 

「多くの人が、オールタックルレコードが日本の魚にタイに持ち込まれるとは信じがたいというものだった。中には、クリタの記録を認可するように懇願しているものもあった。なぜ公認までにこうも時間が掛かるのかわけを知りたいという人もいた。IGFAスタッフには、記録の可否はともかく、とにかく論争を招く事態になるだろうとわかった。

 

「IGFAは、過去にごまかしの類があったために、オオクチバスの記録については神経質にならざるを得ないということもあった。過去のいんちきはどれも失敗しているが、IGFAにとってはかなりの法的費用負担を強いられた」と言う。

 

最終的に、双方にとっていいのはポリグラフ検査を受けることだということになった。これはIGFAが持つ審査上の権利だ。

 

JGFAにはポリグラフ検査をクリタに受けてもらうように伝えた。

 

クリタは即座に同意したのだ。

 

12月15日、クリタは日本でポリグラフの専門家の検査を受けた。申請書の記述にうそはないか、ボートを釣りの間完全に停止させていないか、など沢山の質問がされた。

 

その結果、マナブ・クリタにうそはなく、今回の釣りは正当だという結論に至った。

 

ジョージペリーの77年間にわたる記録は公式に並ばれることになった。

 

「6ヶ月は記録審査には長く思われるかもしれない」と同氏はいう。「今回の記録のためにIGFAがやらなければいけないことがどれほどだったか理解してもらえるとありがたい。我々はどの記録も同等に扱うけれど、オールタックルのラージマウス記録ほど聖像的なものはなく、バス釣りアングラーたちには何にも代えがたいのだ」

 

同氏はこう付け加える。「IGFAはクリタを称えたい、また、よく辛抱して審査に耐えてくれた。また、クリタと琵琶湖関係者とのやりとりなど尽力してくれたJGFAに謝意を表したい」

 

次の記録はどこから?

オオクチバスは世界あちこちに移植されたが、日本では、外来種として問題視されている。また、バスは日本の在来種ではないので、大型バスは生殖的に3倍体ではないかと推測されている。しかし、大型メスを検査した研究者は、そうではないという結論になっているとシュラットウィーザーは言う。

 

77年間、いつ、どこで記録が破られるかがずっと論議の的だった。これまでに何度も挑まれ、記録を塗り替えるか、記録と並ぶと報告されたことがあったが、どの場合もIGFAの基準をクリアしなかった。記録に肉薄するものはあった。

 

同氏によれば、91年のクルピの22ポンドがもっとも記録に近かったものだ。これは16ポンドクラスで今でも記録だ。

 

「ほとんどの人が、次のオールタックル世界記録はカリフォルニアからだと考えていた。クリタ以前には、7つの最も重いバスがカリフォルニアから出ている。カリフォルニア固有種ではないが、バスはマスを餌にして、よく環境に馴染んだのだ。

 

「カリフォルニア以外で移植されたバスが大型に育っていることを人々はほとんど知らない。日本という地球の反対側で本当のモンスターが泳いでいるということも」。以上

琵琶湖の世界記録バス、ついにIGFA認定!   その2

と、いうわけで、弊社Basser編集部オフィシャルブログの既報ではありますがパクッて(笑)下記HPアドレスをご紹介。

http://www.igfa.org/Records/World-Record-Largemouth-Bass.aspx

「公式記録!
ラージマウスバス・IGFAオールタックル部門の世界記録(魚)が
日本で釣りあげられました」
という(たぶん)見出しで詳細が載っています。
英語が苦手な人でも、理解できる単語だけを拾っていっても
雰囲気は十分味わえますよ!(自分で実証済み。笑)

同記事では、バスの世界記録(魚)を淡水の釣り人にとっての
HOLY GRAIL(ホーリー・グレイル=聖杯)に例えています。
まさにそのとおりですね。
アングラーの栗田学さん、そして世界記録魚を生み出した
琵琶湖に、あらためて心からの祝福を!

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弊社刊
『ザ・ギャンブルフィッシング』
(モンテ・バーク 伊藤宗道 訳)
四六判並製368P 定価:1995円(税込)
もぜひどうぞ。
己の全てを賭けて世界記録バスに挑む男女の
壮絶なドキュメント!これを読めば感動2倍間違いなし!



琵琶湖の世界記録バス、ついにIGFA認定!!


昨年、栗田学さんが琵琶湖で釣った
世界記録を塗り替える超大物バス(10.12kg)が、
ついについに、
IGFA認定された模様です!!!

情報元は、deps奥村社長のブログ
http://blog.livedoor.jp/deps_okumura/
より。

これによりブラックバスの世界記録は、実に77年ぶりに
塗り替えられることになりました。
それも、日本のフィールドが育んだバスによって…。

これがどれほど困難かつ栄光なことかは、
小社刊行物
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『ザ・ギャンブルフィッシング』
モンテ・バーク著 伊藤宗道 訳
四六判並製368P  定価1995円(税込)

をぜひご一読ください!
世界記録バスと、それを追い続ける
めっちゃくちゃクレージーで、ピュアな米国の巨バスハンター
たちのオムニバス・ドキュメントです。

それにしても、
正月そうそう縁起がいい!
そして、あらためて、
栗田学さん、世界記録バス認定おめでとうございます。

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