書籍の棚から

つり人社書籍編集長Oがお送りする折々のおすすめ単行本情報。 内容はもちろん、本のオビや自社広告には書けなかったこと、 制作現場のコボレ話などを交えて紹介していきます。新刊だけが本じゃない! ときどきの息抜きコラム「今週のちょっと寄り道」もどうぞ。

バス釣りの「はてな?」大解決(Basser編集部編)

bass
アナタの「?」もすぐ解決!

タイトルのまんまの本ですが、
実はその中身がスゴイ

なんと、48名ものバスプロたちが回答者として
数々の「はてな?」を解決してくれるんです。


48名ですよ。

これ、ある意味どんな必殺ルアー持つよりも強力なウエポンでしょう。

ちょっと想像してみてください。

アナタがバス釣りやってるそのうしろで、
48名のバスプロがアナタを応援してくれてるところを…!

どうです「絶対釣れるよ」って心強い気持ちになるでしょ。

ちなみに、「はてな?」の数ですが、
数える気になれないほど多く、目次から章だけ拾ってご紹介。

第1章 新米バサーの素朴な疑問
第2章 ルアーを使いこなしたい!
第3章 季節とパターンフィッシング
第4章 実践的テクニック解説
第5章 タックル選びのエッセンス
第6章 バスの生態と自然現象
第7章 フィールド別攻略法
第8章 オカッパリ大好き!
第9章 ボートフィッシングの基礎
第10章バス釣りでメシを食う

死角なしの超強力「はてな?」&答え揃いの10章。
やっぱスゲェ。

ちなみにこの本、「Basser編集部編」となっている
ように、バサースタッフの手によるものです。
だからこそ48名もの超強力回答者陣を揃えられた
わけなんですが、こんなコメントも。

「やー、でも、オーソドックスな回答を期待した割りには、
けっこー個性的というかなんというか意外な回答も多くて…」

???

要はその回答者ならではの答えが
ちりばめられてるってことらしいです。
ファンなら絶対買いのマストアイテムでしょう。
アナタの好きなバスプロのナマ回答、
読んでみたくないですか?


購入はこちらからどうぞ。ほぼ全国送料無料!

バス釣りの「はてな?」大解決
B5変形版並製208P
Basser編集部編
定価:1260円(税込)







ただ今、バスの翻訳本を製作中!その2


こんにちは、いきなり話がそれて恐縮ですが、
宇多田ヒカルさんの新作(といっても本)、
『点―ten―』『線―sen―』ステキだと思いませんか。
ネット&デジタルの時代に、金釘調の文字でタイトルと著者名をあしらった
シンプルなカバー。暗い話ばかりのこのご時勢にベースはイエロー。
点―tenーはさまざまなメディアに彼女が残してきた文字。
線―sen―は自身のWEB日記をもとに、それぞれ構成。
タイトルを漢字・ローマ字のダブルネームにしたアイデアといい、
編集者の端くれとして痺れました。カッコいいなぁ。
宇多田ヒカル『点―ten―』


さて! 
バス翻訳本製作速報、第2弾です。
進行状況は完成に向けて秒読みに入りました。
今回は帯を紹介。gamble1(写真は色校正の見本。クリックで大きくなります)





帯(腰巻きともいいます)は、出版社にとっては
宣伝としてすごく力の入る場所です。
この少ないスペースに、
・お客様を振り向かせたい!本を手に取らせたい!
そして買ってもらいたい!
という思いが凝縮されているのです。

編集者にとっても帯を作るのは力が入ります。
自分の作ったコピー一発で本の内容を読者に
イメージさせることができるか否か? 
萌えます、いや燃えます編集者魂。

帯。それは取り外し可能なもの。
帯。それは切れたり買ったお客様に
すぐ外されたりすることもあるもの。

そんなせつない存在の帯なんですが、
どうぞ見てやってください。

「人生という名のチップを賭けた」
男たちの物語、完成までもう少しです。






歌詠川物語(平谷美樹)

utayomi読んだ人の90%が泣いた!(と思う)
本格フライフィッシング小説。
ロックシンガーの忌野清志郎さんが先日亡くなられました。享年58歳。
40〜50代のフライフィッシャー(私もその1人)には、RCサクセションの音楽とともに青春時代を
生きた方もたくさんいらっしゃると思います。
あの時代の空気の中に、キヨシローはいた。
ファンじゃなくても、みんな彼の歌を知っていた。
アイシアッテルカイ?
合掌。


さて、本書に戻ります。
本書は弊社月刊誌『FlyFisher』の好評連載小説、
「歌詠川物語」をまとめたもの。単行本化にあたっては、
いくつかのサイドストーリーが加わり、
一段と内容が充実しています。
舞台となるのは、岩手県沿岸北部を流れる「歌詠川」。
18キロの毛バリ釣り専用区が設定された、
フライフィッシャーにとってはまさに夢のようなこの川で、
さまざまな物語が生まれ、広がってゆきます。

川を守ろうとするリバーキーパーたちのほろ苦い日々。
理想の川作りに残り少ない人生を懸けた漁協の長老。
家族から、日々の暮らしから逃げ出したい男たち。
川の小さな命を守るために大人と闘う少年。
そして、訪れる大災害の危機。

自分たちが愛する川の明日に希望を託した
男たちの夢と哀しみを、
小松左京賞を受賞した気鋭のSF作家にして
フライフィッシャーの著者が鮮やかに描き切った快作!

泣けます、マジで。


今週のピカイチ度 ★★
読んだらまぶたがウルウル度 ★★
地図で歌詠川を捜さないでね度 ★★★


歌詠川物語
四六判上製256P
定価:1890円(税込)

制作の舞台裏―歌詠川は岩手のどこに?―

…というよりもこれは、発行後の舞台裏的なお話です。
「とにかく泣けた」
読んだ方の多くからこのような感想を頂戴したのですが、その中に混じって、
「それで、歌詠川はどこにあるのですか?」
というお問い合わせをいくつか頂きました。
地図で調べたんだけれど見つからないんですといって編集部に
電話をくださった方もいらっしゃいました。

歌詠川物語はフィクションなので、「歌詠川」という川は岩手県北部沿岸には実在しません。そのことは「歌詠川物語」の読者の皆様も、きっとアタマではわかっていらしたはずです。でも、物語の魅力に引き込まれてストーリーを深く読み込んでしまい、気がついたら地図で川の名前を探していた、ということなのでしょう。

電話でお話した相手の方も、
「そう。そうですかぁ。やっぱりそうですよねぇ」という感じで、
うすうす気づいていながら、聞かずにはいられなかったというようすでした。

「歌詠川物語」は本のトビラをひらくと、見返しのところに歌詠川の地図が描かれています。当時、書籍編集部に在籍していた池田君という若者が描いてくれました。村上春樹さんの「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」に出てくる、司修さんの絵を意識して、という僕の難しいリクエストを、漫画家を目差していたこともある彼は見事に絵にしてくれたのです。

その挿絵も歌詠川物語の舞台をリアルにさせているのですが、
とにかく小説の内容が、フィクションとは思えないリアルな面白さに満ちていることは確かです。

著者の平谷美樹さんによれば、歌詠川のモデルとなった川はあるそうです。
でも、それははっきりさせないでおきましょう、と言われていました。
そして、
「もし、そこがあなたにとって歌詠川だと思えたのなら、
それでいいではないですか」
とも。

ちなみに、歌詠川物語には冒頭に「歌詠川への誘い」というページがあります。そこにはこう記されています。

ダムも、散乱するゴミも無い川。
ただ美しい流れと美しい魚がいるだけの川。
自然のなすがままに変化する川。
わたしたちが優しい気持ちを持ち続けるかぎり、歌詠川はわたしの川でありあなたの川である。






【写真集『幸福の森』制作の舞台裏・続編1】

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ゴールデンウイークもいよいよ残すところ今日明日の二日間となりました。みなさん、いかがお過ごしですか。

つり人社があるここ本の街・神保町の今日は、ときどきぱらつく雨が連休の喧騒熱を穏やかなものにしてくれています。


というわけで4月
22日の「今週のイチ押し本!」の続きを。

この写真集、総頁数が408Pもあるのですが
(しかも巻末インフォメーション以外すべてカラー)、

実はこんなにぶ厚いのを作るつもりは最初はなくて、

200Pくらいのボリュームで考えていました。

 

ところが。

アートディレクションを担当してくださった竹本晴彦さんにこの企画をぶつけてみると、

「面白いじゃん! やろうよ」とノリノリ。

しかし…「200ページなんてダメだぁ〜。もっと厚くしないと〜」と創作魂が燃え上がり…。

 

いや、そりゃ僕も厚いの作りたいのはやまやまなんですが。

 

予算が。

 

しかも、作ろうとしてるのはノウハウ本やガイドブックじゃなくて写真集です。

はっきり言うけど、釣り人って現金だから、釣りに直結するもの(情報とかノウハウとか)にはお金を使ってくれるけど、読み物には案外手を出してくれません。まして、写真集です。ウン万円、ウン十万円のサオを買うお金はあっても、数千円の本となると一気に「超高額商品」になってしまう。ルアーだったらウッドプラグ1個とか、フライだったらライン1本程度の金額なのだけど、悲しいかな本にはお金を出してくれる人が少ないのは事実。

 

思わず腕組みして考え込んでしまいました。

でも、実は心の中では答えは出ていました。

本当に自分が作りたいのは、どっち?

本になったとき、買ってくださる方が満足してくれるのは?

ぶ厚い方に決まっている(という勝手な思い込み)。

 

この時点で写真集は「大作」になることがほぼ決定。

問題は「金策」です。

(まだまだ続く)

幸福の森

A4変形判上製408P

定価:5670円(税込)

「超大もの」翻訳本にチャレンジしてます!

毎日の編集作業に没頭するあまり、ついブログの更新がおろそかになっていました。申し訳ありません!

ところで何をそんなに夢中になっていたのかというと、
今、「SOWBELLY」という原題の翻訳本を作っているのです。
いや、作っているというより「ハマッて」ました。
22ポンド4オンスというオオクチバスの世界記録破りに
挑戦する男たちの熱い熱いストーリーです。

ボリュームもかなりあって本自体が「超大もの」ですが、
中身もまたスゴイ。
釣り人なら誰しも自分の好きなジャンルで
「大もの」をモノにしたいと願っているはず。
本書に登場するのは、その一点で完全に「イッチマッタ」男たち。

はっきり言って壮絶です。

日本のバス釣りシーンはもちろん、全米バストーナメントのバスフィッシングのそれとも異なる、異次元的、言ってみれば「アウトロー」な世界の男たちの世界記録挑戦話。

邦題は「ザ・ギャンブルフィッシング」。

写真はカバー製作中のサンプルです。カッコいいでしょう!
この中のどれかが、5月下旬には書店、釣具店に並ぶ予定。
乞うご期待!bass

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